【BOOK REVIEW】現代ホラー界の秘宝、アメリカのカルト作家トマス・リゴッティ、小説集「悪夢工場」(河出書房新社) 12/4(木)日本上陸―ホリデーシーズンに恐怖の愉しみ

┃ラヴクラフトやディックに並び称され、米国ホラー作家協会(HWA)主催ブラム・ストーカー賞を4度受賞する〝ホラーの化身〟。現代アメリカのカルトホラー作家として熱い支持を集めるトマス・リゴッティの日本オリジナル傑作小説集「悪夢工場」(河出書房新社刊)が、12月4日に刊行された。
本作は韓国作品ではないが、ホリデーシーズンにたしなむホラー小説としても、まさにもってこいの一冊(欧米ではクリスマスシーズンに怪談を楽しむ風習がある)。そこで本記事では、「世にも奇妙な物語」などを手がける脚本家・中村樹基がREVIEWする。
恥ずかしながら、トマス・リゴッティのことは存じていなかったのだが、ラブクラフトは学生の頃に全作品を読破しており、私が手がける「世にも奇妙な物語」にも通奏低音のように流れている存在だ。そんな背景もあり、強く興味を惹かれて本書を手に取った。
まず驚かされるのが、真っ赤な表紙。禁断の書のように、ゴツゴツとして厳めしい書体の文字が躍る。側面まで血に染まったかのように真っ赤で、本を開くと分厚い紙のざらりとした触感が伝わってくる。電子書籍では味わえない〝本〟を読むという体験、そして読書による〝時間の消費〟を、否応なく意識させられた。
| 📢 次ページにつづく、下の Next Page などをクリック、またタップ。スマホ版 📱 韓スタ!では、この下に関連記事など気になるコンテンツがいっぱい。🎙 インタビューや全カテゴリは、韓スタ!ナビや 🗺️ サイトマップ から |

