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【インタビュー】韓国人気実力派俳優ファン・ジョンミン!主演韓国映画『工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男』(7/19公開)で実在の工作員を熱演!「共演者と飲んで苦労を吐露しました」


――実在のスパイを演じるにあたっての苦労や、役作りの上で心がけたことはありますか?

「諜報員(スパイ)というのは決して目立ってはダメな存在ですよね。外に正体を知られては絶対にいけないんです。多くの人々はスパイ映画と聞くと、ハリウッドのボーンシリーズのような派手なアクションで闘うような映画を想像すると思うのですが、それだとスパイだと自ら言いふらしているかのようで、とても目立ってしまいますよね(笑)。つまり実際のスパイではありえない話です。それはエンターテインメントとして別のベクトルで見る楽しさがあるのですが、僕たちは事実を基にしているので、そうした派手なアクションはありませんでした。黒金星は相手に正体を知られないように着々とだましていきます。自分が話をしている間にも、心の中には2つの性格が存在します。スパイとして、また別の人格として。それを演技で表現しなければならないということが一番難しかったです。北と南が淡々と話をしている間でも、心の奥底ではまた別のことを思っていなければなりませんから、それを観客に見せなければいけないことが大変でした」

――実際の黒金星(パク・チェソ氏)ご本人に会われたそうですが、実物はどんな印象でしたか?

「撮影に入る前に直接お会いしました。お会いして色々なお話を聞いて、とても参考になりました。ご本人の姿を完全にマネしようとは思っていなくて、パク・チェソさんが長い間どのような人生を生きてこられたのか、とても気になったんです。お会いした印象ですが、一番驚いたのは、人は話をする時、相手の目を見ると今どんな心理状態なのか、なんとなくでも分かるじゃないですか? でもパク・チェソさんは目を見ても全く読み取ることができませんでした。今どんな気分なのだろう? 機嫌がよいのか、よくないのか、僕には全く読めませんでした。それには本当に驚きました。きっと長い間、諜報員として活動していたからそうなのだろうとは思ったのですが…。僕にとってはそれが最も大きな宿題となりました。どうしたらそのような感じを演技で出せるかと」

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