【REVIEW】韓国実力派俳優チョ・ジヌン×チェ・ウシク共演！韓国映画『警官の血』10/28(金)公開！佐々木譲の人気警察小説を韓国で骨太に映画化！
昭和という激動の時代から平成にかけて警官三代の姿を描いた佐々木譲の警察小説を、舞台を韓国に移し警察組織の闇を骨太に描く本作。悪なのか正義なのかわからないエース刑事をチョ・ジヌンがカリスマたっぷりに熱演。ジャンルは違うが『地獄の黙示録』のマーロン・ブランドを思わせる。一方、正義感に燃える新人刑事をチェ・ウシクが、どこか頼りない男から、スーツをカッコ良く着こなしたり、一人前の男に成長していく様をリアルに演じ上げている。
本作は、荒っぽいが古き良き時代と、コンプライアンスを守り、様々なハラスメントを許さない現代社会との対立を描いているようにも思え、また新人警官が成長していくショーン・ペンの『カラーズ 天使の消えた街』を思い出させた。
公式HP：klockworx-asia.com/policeman
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文：中村樹基（脚本家「世にも奇妙な物語」など）
