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【イベントレポ】韓国実力派女優イ・ジョンウン主演の韓国映画『オマージュ』「第34回東京国際映画祭」コンペティション部門で上映!シン・スウォン監督登壇のTIFFトークサロン開催!


10月30日(土)から11月8日(月)まで、今年からメイン会場を六本木地区から日比谷・有楽町・銀座エリアへ移転して開催中の第34回東京国際映画祭のコンペティション部門で上映の韓国映画『オマージュ』(☜詳しくはクリック)のシン・スウォン監督とオンラインで繋ぐ、TIFFトークサロンが10月31日(日)に開催された。

韓国とのオンライン中継で行われたシン・スウォン監督とのトークサロンは、コンペティション部門『オマージュ』の制作にあたるきっかけや本作にこめられた思いを中心に展開。2010年にデビューしてから10年間ほど低予算映画を撮り続けたシン・スウォン監督にとって、6本目の長編作品となる『オマージュ』は、韓国における女性映画監督が辿った苦難の道のりを描いた作品。『パラサイト/半地下の家族』のイ・ジョンウンが主演を務める。

『オマージュ』のシナリオは東京国際映画祭最優秀アジア映画賞を受賞した『虹』の後に、テレビのドキュメンタリーで映画を撮った女性たちを追ったことがきっかけになったと明かした。1960年代当時の非常に保守的な環境の中、自分自身や他人からの視線と闘いながら生き残ってきた女性監督たちの姿が、自分自身の苦悩と重なる思いがあったことから、いつかこれをモチーフにした映画を撮りたいと思っていた、と語った。また、イ・ジョンウンを主演に決めた理由はキム・ユンソク監督の『未成年』で、非常に印象的な演技をしていたので、いつか一緒に仕事をしたいと思っていた、とのこと。

また、視聴者から大ヒット韓国ドラマ「愛の不時着」で注目を集めた、本作の息子役のタン・ジュンサンに関する質問が寄せられると、「見どころが多い俳優。こちらがディレクションをするとそれ以上の演技をしてくれる」とその演技力を絶賛した。

最後に「映画の中でプロデューサーが「私たちはこれからも生かされる」という話をするが、今がまさにそのとき。ただ生かされるのではなく、皆さんと一生懸命生きて行きたい」と思いを熱く語った。

©2021 TIFF

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