【REVIEW】『7番房の奇跡』の監督最新作、韓国実力派俳優チョン・ウ×オ・ダルス共演！韓国映画『偽りの隣人』9/16公開！実力派の共演で爆笑のケミ！

韓国の民主化運動を描いたものに、『１９８７、ある闘いの真実』や『タクシー運転手　約束は海を越えて』などがあるが、本作はその時代をモチーフにしたフィクション。笑いと感動の『７番房の奇跡』のイ・ファンギョン監督らしく、コメディテイストが満載。登場人物はクセのある個性的な人物ばかりで、それを名だたる韓国実力派俳優のケミ（ケミストリーの略で、相性の妙のこと）で観る者は爆笑必至だ。

１９８５年当時のノスタルジックな雰囲気の絵作りも楽しく、現代なら監視任務もハイテク機材を持ち込むのだろうが、当時はもちろん盗聴だけなので音を盗み聞きして、何をしているのか想像するところから起こるドタバタが面白い。

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文：中村樹基（脚本家「世にも奇妙な物語」など）

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