【REVIEW】アウシュヴィッツ収容所で戦慄の実験を行ったナチス医師を描く衝撃作!仏独映画『死の天使 ヨーゼフ・メンゲレ』2/27(金)公開―モノクロのヒッチコックタッチで逃亡生活を描く

収容所の悲劇を描いた作品には、アラン・レネ監督『夜と霧』、スティーヴン・スピルバーグ監督『シンドラーのリスト』などがあるが、本作はメンゲレの南米での逃亡生活を、上記2作と同様にモノクロで、ヒッチコックのサスペンスを思わせるスリリングかつ重厚なタッチで描いていく。
メンゲレは優生学に取り憑かれ、子供――とりわけ双子に対して想像を絶する実験を重ねた。さらに、ユダヤ人やナチスによって「非社会的」分子とみなされた人々を選別し、不要と判断した人間を次々にガス室へ送り込んだとされる。
現在の逃亡生活はモノクロで、アウシュヴィッツ収容所での過去パートはカラーで描写される。さらに、異形の者たちの見世物一座を描く『フリークス』を思わせる小人たちの演奏シーンも挿入される。メンゲレを単純に断罪するのではなく、彼が抱える闇――主義・思想への妄信、深い孤独、そしてときに垣間見せる人間性――を織り込みながら、立体的に浮かび上がらせる。
同趣の作品としては、スティーヴン・キングの『ゴールデンボーイ』、そしてメンゲレが暗躍する『ブラジルから来た少年』が挙げられる。併せて鑑賞したい。
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🖊 文:中村樹基(脚本家「世にも奇妙な物語」など)│ KanStarpress
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