【REVIEW】韓国人気実力派俳優ソル・ギョング×イ・ハニ×パク・ソダム共演！韓国映画『PHANTOM/ユリョンと呼ばれたスパイ』11/17(金)公開！重厚で良質なスパイサスペンス映画！

諜報ものとしては、「イカゲーム」のイ・ジョンジェが初監督・主演を務めた『ハント』が９月に日本公開されたことが記憶に新しいが、本作は日本統治時代の京城が舞台となり、ヒッチコック映画のような味わいのある上質なサスペンス映画に仕上がった。

まず映画の冒頭から、その時代を見事に再現した趣のある豪華セットに圧倒される。それもそのはず、同じく日本統治下の寄宿学校を舞台にした韓国ホラー『京城学校：消えた少女たち』（☜ＲＥＶＩＥＷはクリック、またはタップ）で大鐘賞映画祭照明賞を獲得した『毒戦　ＢＥＬＩＥＶＥＲ』のイ・ヘヨン監督がメガフォンを執った。

また当時、同化政策下にあったことを受け、俳優陣も流暢な日本語を操りながら熱演。ドラマチックで重厚なＯＳＴ（オリジナルサウンドトラック）は、第５９回大鐘賞映画祭 音楽賞に輝いた。

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公式サイト：https://klockworx-asia.com/phantom/
予告編：https://youtu.be/slj959-L7To

文・中村樹基（脚本家「世にも奇妙な物語」など）

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