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【インタビュー】韓国人気実力派俳優ファン・ジョンミン!主演映画『ヒマラヤ~地上8,000メートルの絆~』(7・30公開)で実在の伝説的登山家を大熱演!「なぜ俳優をやっているのか?それは大好きだから!」


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「恥ずかしかったからなのでしょうか、ご本人からそのことについてのお話はあまりして下さいませんでした。でも見方を変えると、それは自分をすべて見せるということでもありますよね? 私はむしろ撮影をしながら少しずつ分かってきました。リーダーとしてチームを引っ張っていかなければならないという宿命を感じ、撮影をしながら私自身のこのような気持ちが、オム・ホンギル隊長が感じられた感情なのではないかと思いましたし、たくさん反省もしました。山が与えてくれる大きなエネルギーよりももっと重要なことは、〝人〟であると思いました。台本を読んだ時は感じなかったことも、撮影をしながら感じるようになりました。そのため私には非常に大きな意味のある作品ですし、誇らしい時間でした。そのような感情を感じるようになってからは、私がオム・ホンギル隊長に近づけた気がしました」

――映画の後半、オム・ホンギル隊長はエベレストで死んだ仲間の亡骸を探すため、記録にも残らない過酷すぎる遠征に向かうことを決意します。ファン・ジョンミンさんご自身は、その決断をどのように感じられましたか?

「現場では先輩として、ヒョン(〝アニキ〟の意)として、主人公として非常に寂しいという思いが強くなりました。以前はスタッフたちと共に笑い、しゃべりながら楽しく過ごしていた時間が多かったんですが、いつからか、みなさんが私に気を使って接するようになりました。自分が近づいて行こうとすればするほど、スタッフたちの緊張感を感じました。仕方がないことかと思いますが、そのようなたびに、感じた寂しさはオム・ホンギル隊長が山でリーダーとして、1人で背負わなければならなかった感情と近いのではないかと思いました。オム・ホンギルという方が素晴らしい人物で、ヒマラヤ14座を登頂されたという事実は知っていましたが、彼がどんなことをしたのかということまでは詳しく知りませんでした。撮影を通して、隊長の本心を少しずつ分かっていったと思います」

――最後に、今回の撮影を通して、山についての考えが変わりましたか?

「撮影現場は3日かけて登らないといけないところで、そこに向かいながら写真でしか見たことがない風景と雪を見ることが出来ました。自然の前では人間がどれほど小さな存在なのかを感じました。実際にヒマラヤ12座まで登頂された方々に、『一体どうして、こんな大変な山に登るんですか?』とお伺いしたんですが、その答えが『ただ好きだから』でした。その答えを聞いて『なぜ俳優をやるんですか?』という質問の答えと同じだと思いました。俳優という職業が大好きなので、こうやって続けているのと同じ感覚だと感じました。日本公開までもう少しです、それまでお待ちください。ありがとうございました」

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