【インタビュー】韓国イケメン俳優ソンヒョク!韓国歴史ドラマ「風と雲と雨」(DVDリリース中)で親友の恋に嫉妬する敵役を熱演!「悪役を演じるのは愉快ではありませんが多彩な感情を覗けました」
|――チェ・インギュの存在感は素晴らしかったです。敵役でありながらもヒロインのボンリョンへの切ない愛情感情を表現されましたが?
「「好きなのに苦しめる」という感情が、インギュの役作りのカギでした。「好きなのに苦しめるとは、いったいどんな人物なんだろ?」と考え、結局、感情表現が苦手な人なんだと思いました。そのため、なぜ感情表現が下手なのか、幼い頃にトラウマがあったのかと、キャラクターの過去にさかのぼってアプローチしました。悪役を準備するというのは決して愉快ではありませんが、彼の持つ多彩な感情をのぞき見ることができました」
――ボンリョン役のコ・ソンヒさんとの共演で印象に残るシーンは?
「劇中、ボンリョンが僕に向かって銃を撃つシーンがあります。そのシーンは複雑に絡み合った感情を表現しなければいけないシーンで、渾身の力を込めて演技しました。ボンリョンは「僕はあなたが嫌い」、インギュは「お前が俺に見せてくれた気遣いと優しさはいったい何だったんだ!」。こういう感情から2人が激しく対立したシーンだったと思います」
――印象に残っているセリフやシーンはありますか
「インギュは率直に感情を表現するのではなく、思っていることとは逆の感情を表現するキャラクターです。そんな彼が初めて感情と言動が一致したのが、最後にボンリョンを救う場面ではないでしょうか。初めて正直になれたインギュを対し、人間的として本当に可哀想な人だと思いました」