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女子高生殺人事件の背後に隠された驚愕の事実を共に暴いていく「仲間」もいい。最近の韓国のトレンドは「仲間」とともに協力して目標を達成していくものが多いが、脇役である仲間たちの魅力が光るのも、韓ドラならではだ。是非、ハッカー(イ・スンウォン扮)でムヒョクの相棒の、何度も見返したくなるようなお茶目な手の動きや表情に注目してほしい。

🔍現実はドラマを超える?スクールカースト、貧困、入試…社会が抱える3つの問題

社会派ミステリーともいえる本ドラマは、幾つもの韓国社会が抱える問題を浮き彫りにする。①スクールカースト、②子どもの貧困、③不公正な入試と学校教育の危機などである。①のスクールカーストは、名門私立高校が舞台だけに、カースト上位にくるのは、政治家、弁護士、銀行頭取、事業家といった有力な親を持つ、裕福な家庭の生徒たちである。最底辺は「社会配慮者選考」と呼ばれる特別枠で入学した、貧困家庭や児童養護施設の生徒たちだ。教育の機会均等を目指して導入された制度だが、実際にはドラマのストーリーのように陰湿ないじめに遭うことが多いという。②の子供の貧困問題は日本でも深刻だが、ドラマでは児童養護施設出身の生徒が2人登場する。1人は何者かに殺される。もう1人は彼女を殺害した嫌疑をかけられ拘束される。こうした児童養護施設で育った者が、ヒロインや重要な役どころで登場するドラマが韓国では実に多い。例えば最近のものでは、「梨泰院クラス」「椿の花咲く頃」「スタートアップ:夢の扉」がそうだ。本ドラマでも、スーパーエリート弁護士である主人公キ・ムヒョクは、実は児童養護施設で育った人物だったという設定であった。③の不公正な入試と学校教育の危機は、親の圧倒的な資本力や情報力で大学入試の合否が決まるという極めて不公平な現実がある。ちなみに韓国では、受験を制する条件は「母親の情報力、父親の人脈、祖父の経済力」という。

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