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【インタビュー】韓国人気イケメン俳優チソン! 主演ドラマ「キルミー・ヒールミー」(DVD発売中)で7つの人格を持つ多重人格者の御曹司を熱演!「自分の理想とする演技にまた1歩近づけた作品です」


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普通の練習ではなく

「鏡の前で芝居の練習をしたりしますが、今自分はドヒョンを演じているのに、鏡の向こう側にもドヒョンがいるので練習にはなりません。ですから、ドヒョンの練習をする時には、鏡に映ったドヒョンの姿を覚え、セギの練習をする時には鏡に映ったセギの姿を覚えるようにします。その後、少し休憩しながら実際にどのように編集されるかを想像します。もちろん、セリフがなくても何かリアクションはありますから、それも含めて徹底的に考えました。撮影の時には、鏡に映った自分を見ながら『あいつはセギだ』、『あいつはドヒョンだ』と自分に言い聞かせてから撮影に臨みました」

――映像では、本当に二人が会話をしているように感じられました

「鏡のシーンは、今思い出しても本当に魅力的な撮影でした。役者になって15年以上たちますが、まだまだ芝居について学ぶことはたくさんあります。10年前くらいに、〝自分で思った通りの芝居がいつでもできるようになるとしたら、それはいつだろうか〟とか〝カメラの前に立つことが恐いと思う気持ちがきれいに消えて、演技だけに没頭できるようになるのはいつだろうか〟とか考えたことがあります。そして、10年後にはそれができるようになっていよう、役者としての始まりは40歳からだと心に決めました」

これからが楽しみ

「その40歳を前に、こうして『キルミー・ヒールミー』という作品に出会えたことは、僕にとってとても大きな意味を持っています。まだ役者として始まったばかりなのに、この作品でとても充実した芝居をすることができたので、10年後、20年後はもしかしたら、自分の表現を本当の意味で自由自在に使いこなせる役者になっているかもしれないと自分自身でもとても楽しみになりました」

歪んだ自分の姿

「今、こうして話していてもあの割れた鏡のことがよく思い出されます。割れた鏡に映っている歪んだ自分の姿は、僕ではないように思えました。誰しも他人には見せたくない姿、自分だけが知っている歪んだ自分の姿があると思いますが、それが、あの割れた鏡に映るドヒョンの姿のカットに表現されているのではないかと思います。だから、僕にとってこのシーンはとても意義深いものでしたし、今もとても強く印象に残っているシーンです」

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