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【インタビュー】韓国人気イケメン俳優チソン! 主演ドラマ「キルミー・ヒールミー」(DVD発売中)で7つの人格を持つ多重人格者の御曹司を熱演!「自分の理想とする演技にまた1歩近づけた作品です」


チソン02

「でも今回の役を演じる上で、人格が入れ替わる瞬間の演技を考えるのではなく、本当は別人格に変わりたくないのに変わってしまうという状況を考えることに注力しました。簡単に言えば『嫌だ。嫌だ。嫌だ…』と唱え続けるという感じですね。そうすると本当に嫌になってくるので、その感情をつかみ取るようにしました。人格が変わるのが嫌で嫌で仕方がないという気持ちを実感することさえできれば、もう演じるのは難しくありません。話している途中に突然〝あっ!〟と人格が入れ替わってしまうのは、一見すると何をやっているんだろうと見えるかもしれませんが、僕にとってはそれが自然な流れでした」

――ではチソンさんが演じられたそれぞれの人格について教えてください。まずは第1話から登場するセギは?

「第1話のシン・セギを見て皆さんは〝アイツは何なんだ? 何であんなしゃべり方なんだ?〟と思うでしょうね。主人格であるドヒョンと差別化をするためもあるんですが、この世の人間ではない印象を与えたかったので硬く低音で話すようにしました」

――セギの話し方が回を重ねるうちに変わったように思いましたが?

「いえ、そうではなくて、話をする相手によって話し方を変えたんです。例えば、対リジン(ファン・ジョンウム扮)の場合は、セギは怒ることができません。怒りを感じたとしても何とかして自分の中で消化しようとします。とはいえ、セギはちょっと幼稚なところがあって、怒らないと言っても、言葉に出さないだけで、怒りの炎は燃えていて完全に表情に出てしまうんですよね(笑)。そんな幼稚な部分をうまく見せられたらいいなと思っていました」

《ドヒョンは新米精神科医のリジン(ファン・ジョンウム扮)と出会い、やがて別人格のセギと共に惹かれるようになる》

「反対にセギは憎んでいる人の前では感情を爆発させます。セギはある意味、一番素直なキャラクターだと思います。ドヒョンの中の人格の1つですが、自分が言いたいことを言い、セギなりの世界観や人生観がはっきりしているので、演じるのはそんなに難しくありませんでした」

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