【インタビュー】韓国人気実力派俳優ファン・ジョンミン！主演映画「傷だらけのふたり」で純情なチンピラを熱演！「撮影中、死ぬかと思いました！」

――それで、３日後どうなったんですか？

「３日後、同じセッティングで同じ空間、同じ場所に座ってもう一度、演技をしたのですが、確か１回目か２回目ですぐＯＫが出ました。だから心の中で、本当によかったと思いました。どの作品でも初めて台本を読む時は感情がつかめるのですが、なぜか実際に演技の準備をはじめると、うまくできなくなっていつも悩むんです。あのシーンは僕にとって本当に難しいシーンでしたね」

◇プロフィル

1970年9月1日、慶尚南道馬山（現・昌原市）生まれ。ソウル芸術大学演劇科卒業。1990年に映画「将軍の息子」で俳優デビューする。2001年に「ワイキキ・ブラザース」で演じた三流バンドのドラマー役で注目され、青龍映画賞新人男優賞を受賞した「ロードムービー（原題）」などで様々な役に挑戦。05年には、「ユア・マイ・サンシャイン」で、青龍映画賞主演男優賞に輝き、09年に「アクシデント・カップル」でドラマ初出演し、好評を博す。

◇ストーリー

海に面した地方都市・群山（クンサン）で、高利の金融会社テサン実業の部長として、借金取立てに勢を出す男テイル（ファン・ジョンミン）。借金を取立てるために、ガソリンを巻き散らすばかりか、それを自ら飲んでみせる無謀で粗野な男である。その反面、借金をせがむ牧師に、会社の承認を得ていない金を個人的に貸したり、取立てた金から子供の塾の月謝分だけ返してやるなど、案外情に脆く人情の厚いお人好しでもある。ある日、昏睡状態に陥った男の借金を取立てようと、クンサン医療院を訪れたテイルは、そこで男の娘ホジョン（ハン・ヘジン）と出会い、ひと目で恋に落ちてしまい…。
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