【インタビュー】韓国トップスター、イ・ビョンホン!主演韓国映画『エターナル』(2/16公開)で傷心のサラリーマンを熱演!「なぜだかこの映画は日本の皆さんに気に入ってもらえると思ってます」
|――本作で今までの役では珍しい〝普通のサラリーマン〟のカン・ジェフンを演じられましたが?
「この映画の中で主人公の職業はさほど重要なものではありませんでした。監督の意図はごく一般の人が本当に平凡な人生を生きている姿を描きたかったんです。そうすることでより多くの観客がジェフンのキャラクターに感情移入ができるだろうと思ったはずです。なので演じた私自身もこの現代を生きるごく平凡な生き方や思考回路といったものに考えを巡らせていました」
――監督は新人でしたが戸惑いはありませんでしたか?
「前作があって演出の特徴や演出力を証明できる証拠がなかったのは事実なので、正直少し迷った部分はありました。でも、この台本を書いた本人がこの物語について一番深く理解していますし、どのような映像を作るかということを頭の中にはっきりと持っているはずだと思いました。なのでその部分を信じてみようと思いました」
《イ・ジュヨン監督はCMやミュージックビデオの演出を多数手がけ、イ・チャンドン監督の指導のもとで本作の脚本を執筆。俳優ハ・ジョンウが代表を務める映画会社が本作を製作した》
――本作ではセリフではなく、目や表情で多くのことを伝えるシーンが多かったですが、撮影で苦労した部分はありますか?
「映画をご覧になればわかりますが、この映画は誰もが日常生活で感じる感情を主人公も持ちながら物語が進みます。ただ、日常的には感じることの難しい極端な状況に置かれた部分もあって、その部分に関しては想像するしかなかったので、もしこううなったらどんな気分だろう。その感情がどう人物から醸し出せるかという部分が一番難しかったと思います」