【REVIEW】イ・ビョンホン出演「ターミネーター:新起動/ジェニシス」(7.10全国ロードショー)!「僕はターミネーターと呼ばれていた」
|「G.I.ジョー 」、「G.I.ジョー バック2リベンジ」で人気キャラのストームシャドーをアクションだけでなく内面まで見事に演じ上げ、ブルース・ウィリス、ジョン・マルコヴィッチらと共演を果たした「REDリターンズ」では強烈な存在感を見せたビョンホン。本作ではターミネーター・シリーズの伝説的なキャラ、T-1000を演じている。「ターミネーター2」で登場し、銀色の液体金属の体をして、どんなものにも変身ができるターミネーターだ。
猫の目を持つビョンホン
ビョンホンは今回も人気キャラを完璧に演じあげている。オリジナルのT-1000はロバート・パトリックが演じたのだが、当時無名に近かったパトリックが大役にキャスティングされた訳は、キャメロン監督がネコの目のような目を持つ役者を欲していたからだ。本作でビョンホンはまさに、猫の目を持つ男で、執拗に主人公たちに襲いかかるのだ。
銃で撃たれると、ぐちゃりと銀の液体が飛び出すなど、誰もが知る名シーンの数々が蘇っており、シリーズのオールドファンは懐かしさいっぱいで、たまらないだろう。
ビョンホンは、「ターミネーター2」について、
「この映画については因縁があるんだ。高校の頃、〝ターミネーター〟って呼ばれていた。みんなに似ていると思われていたし、腕相撲のチャンピオンだったからね」
また、本作でT-1000を演じた感想を
「アクションの面でこの映画は非常に変わっていたんだ。僕は人間でない役を演じるのは初めてだったからね。機械だから瞬きも息もできない。どんな風に動けばいいか、スタントチームと議論を重ね、いろんなアイデアを出し合って、最後はただやりたい方法を選んだんだ」と話している。
そんなイ・ビョンホンの熱演を確かめると同時に、シュワルツェネッガーの大活躍を、ぜひ映画館の大きなスクリーンで堪能してほしい!
公式サイト:http://www.Terminator-movie.jp
©2015 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
text by Shigeki Nakamura