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【インタビュー】韓国人気実力派俳優ソン・チャンウィ!大人のラブロマンス、韓国ドラマ「女を泣かせて」(DVD発売中)で財閥出の高校教師を好演!「ドラマのすべてが名台詞です」


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――役作りはどのようにされたんですか?

「当初の設定では、真面目でシリアスな面が多かったんです。親、兄弟とのわだかまりや息子との確執、また、ドギンとの関係性も次第に重くなっていきます。そこで、監督と相談して、最初はあまり暗くせず、少し明るいキャラクターでいこうということになりました。明るい性格のままで最後まで演じてはどうか? という声もありましたが、やはりジヌが育った環境や置かれている状況からはシリアスな部分を出さざるを得ません。ですから、そこに明るさというスパイスを効かせたという感じでしょうか」

――ところで、本作に出演を決めた理由は何だったんですか?

「資料であらすじや人物紹介だけを読んだときは、正直演じきる自信がありませんでした。演じられるか不安だったので、監督に直接話を聞いてみようと思い、時間を作っていただきました。前作『三度結婚する女』でも娘がいる父親の役で、実際の僕よりも年上の役でした。今回も年上で、高校生の息子がいる役だったので、今度も難しいのではないかと思っていたんです。でも、監督から「今の高校で起きている問題やその親の気持ちなどを表現してみるのはどうだ?」と言われ、そうした複雑な事情を描いた作品に僕自身も関わりたいと思いました。役者としての欲も出てきたんですね。今の僕に合うような年頃の父親の役であれば、簡単とは言いませんが、自然体でその役を演じることができると思います。でも、今回のように役と実年齢が合わない場合は、その人物についていろいろと研究したり、想像したりしますよね。そんなふうに、実際の自分とはかけ離れていても、その役に近づいていくという過程を楽しみたいと思うようになりました」

――実際に父親役を演じていかがでしたか?

「僕には年の離れた従兄弟がいるのですが、彼をモデルにして息子ではなく従兄弟という気楽な関係をイメージして撮影に臨みました。1話の撮影が終わったとき、とても気持ちよかったんです。ユンソ(息子)が父親である僕を遠ざけようとするシーンなんですが、僕が『ご飯食べて行けよ』とユンソに言っても、スプーンを投げて出て行ってしまうんです。『天国のお母さんが今のお前の姿を見たら悲しむぞ。とにかく座って食べろ』というようなやりとりがあります。そのセリフのキャッチボールがとても心地よかったんです。この先も、親子の感じをうまく描けそうだな、対立したり、肩を抱いて泣いたり、いろんな場面を親子としてやっていけそうだという期待感が生まれたんです。最初のプレッシャーがあったからこそ、その後、いい親子関係が作れたんじゃないかと思っています」

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