【インタビュー】韓国の俊英ファン・イノ監督！キム・レウォン×イ・ジョンソク×チャウヌ豪華共演！韓国映画『デシベル』11/10(金)公開！「キム・レウォンさんはまさに大先輩、大俳優でした」

――先ほど言われた監督がメンタル崩壊したシーンはどんなシーンだったんですか？

「（笑って）本作はコロナ禍で撮影していたんですね、そして私はエキストラがたくさん出てくるシーンを撮るのが初めてで慌てることが多かったんです。ですから全般的にエキストラが大勢出てくるシーンではメンタル崩壊になっていました（笑）。中でもメンタル崩壊したのは、公園で子供たちが出てくるシーンでした。子供たちはなかなか言うことを聞いてくれず、こちらでコントロールが出来なくて、私が「階段を上がって早く走って降りてね」と言ったら、子供たちが「先生が速く走るなって言った」と言い出して、思っていたコンテ通りに撮れなくて、あのあたりのシーンは私の勘で撮ったシーンです（笑）」

――アクションの話もありましたが、後半にキム・レウォンさんがジャッキー・チェンばりにビルの上から下まで飛び降りるシーンも圧巻でした

「あのシーンは、撮影に１日時間が与えられていて、その中で撮らなくてはいけませんでした。ご覧になるとわかると思いますが、ノーカットで、カメラと俳優が一緒になって落ちてくるという形で撮ろうと計画を立てました。ただ、危険を伴うので、やはりスタントの方にも入っていただいてカメラを回転させる形で撮って、後で繋げようと思っていました。ですが、キム・レウォンさんが全て自分がやると言ってくださったので、こちらとしては任せるしかありませんでした。彼の意思が非常に強くて、スタント顔負けのアクションも出来て、どうやったらケガをしないのかもご自身がよく知っていたので、任せることが出来ました」

🎬墜ちた英雄を象徴

「あの場所は釜山にある非常に高いところなんですが、自らワイヤーをつけて上から下まで頑張って降りてくれ、無事に完成させることが出来ました。また、映画の中で彼は元海軍副長の英雄なのですが、ビルの上から下に落ちることで英雄から転がり落ちるということも暗示したいと思いました」

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