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【イベントレポ】トリリンガルラッパー/シンガーのちゃんみな!2ndフルアルバム『Never Grow Up』発売日に限定フリーライブで観客を熱狂の渦に!


「後ろの関係者のみなさんもよかったら歌ってください。パーティーなんでね」と関係者まで煽ると、ライブはお祭りモードへ。そしてラストは「SAD SONG」。00年代アメリカのロックをベースにしたちゃんみな初のバンドサウンドの楽曲は、ダンサーやスタッフ、普段ライブに来てくれるオーディエンスなど、身近な人々に向けてつくられたということもあり、初回限定盤CDとダウンロード・アルバムのボーナストラックとして収録された。それゆえに、まだファンの間でもそれほど浸透していないかもしれない。しかしこの曲は、ヒップホップでもクラシックでもなくロックという、もうひとつのちゃんみなのルーツを強く感じさせる曲。これも彼女の一面であり、ようやく形にできたひとつの本質でもある。

「初めてこういう曲を描いたのでちょっと緊張しているんですけど、みんなのための曲です」と言ってスタンドマイクで歌う姿はまるでロックスターのよう。フロアからは手拍子が起き、分厚い音とグルーヴと多幸感に包まれたライブはロックフェスの終盤といったムードだった。

そして最後は「CHOCOLATE」を披露。ライブで定番の人気曲は、やはり全力の大合唱が起きる。ラップ部分や英語歌詞も多いのに、ほとんどのオーディエンスがほぼ完璧にマスターしているから驚きだ。マネしやすいサビのキャッチーな振り付けもあいまって、この日一番の大盛り上がりを見せた。「こうやってみんなに囲まれて音楽ができているんだなと心から思いました」と感謝を述べると、温かい拍手が起きる。

「今回のアルバム、たくさん愛してください。たくさんわたしの愛が詰まっている作品です。少しでも伝わればと思うし、1曲でもみんなの助けになればと思う。そうでなくても、みんなの人生の一瞬に何かが刻まれるような作品になればいいなと思っています。みなさん、よかったら、これからも応援し続けてください。ありがとうございました」と感謝を述べ、何度もフロアにおじぎして手を振り、大声援に包まれながらちゃんみなはステージを後に。超至近距離と360度の特別なステージはオーディエンスを熱狂の渦に巻き込み、約2年ぶりのアルバムリリース日に行われた限定フリーライブは大盛況のうちに幕を閉じた。

PhotoHiroyuki Dozono
文:山田宗太朗

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