【REVIEW】ハ・ジョンウ、キム・ユンソクなど韓国人気実力派俳優が豪華共演の韓国映画『1987、ある闘いの真実』(9/8公開)！韓国民主化闘争を描く感動作！キム・テリの演技が光る！
本作は、ソン・ガンホ主演の『タクシー運転手 約束は海を越えて』で描かれた光州事件から７年後のことであり、パク・ボゴムをブレークさせた「恋のスケッチ～応答せよ１９８８～」とほぼ同時代となる。今やキラキラした輝きを放つ韓国ドラマ、Ｋ－ＰＯＰを全世界に発信する韓国が、３０年前は軍事政権下にあり、拷問のような取り調べがまかり通っていた事実は衝撃的だ。
韓国を代表する名優が勢揃いし、圧巻の演技を見せているが、その中で「お嬢さん」で大注目を浴びた韓国若手美人女優キム・テリの素朴でありながら存在感あふれる演技が光る。「恋のスケッチ～応答せよ１９８８～」でＧｉｒｌ’ｓ Ｄａｙのヘリが演じたドクソンの姉のソウル大学生のボラ（リュ・ヘヨン）が学生デモに参加し、連行される様子が描かれたが、キム・テリ演じる女子大生のヨニも同様の役所だ。またヨニを学生デモに誘う実在の大学生をカン・ドンウォンが熱く演じ上げている。『ファイ 悪魔に育てられた少年』のチャン・ジュナン監督がメガホンを執った。
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映画HP：http://1987arutatakai-movie.com/
文・中村樹基（脚本家「世にも奇妙な物語」など）
