【インタビュー】韓国イケメン実力派俳優チャン・ヒョク!「ビューティフル・マインド~愛が起こした奇跡~」(DVD発売中)で人を愛したことのない天才医師を熱演!「キスをされる役は初めてです」
|――恋の相手で女性警官のジンソンを演じたパク・ソダムさんと共演していかがでしたか?
「ソダムさんの第一印象は素朴な感じですね。脚本家の先生のお宅で初めて台本の読み合わせをした時にお会いしました。撮影前に準備すべきことなどについていろいろ質問する様子を見て、情熱を感じました。最初、ヨンオはジンソンと対立しますが、次第に彼女に興味を抱いていくようになります。その分、リアクションも多様で複雑でしたが、ソダムさんが積極的に監督や僕の意見を聞きながらうまく合わせようとしてくれました」
――撮影中、記憶に残るエピソードはありましたか?
「ほとんど病院内での撮影で、序盤は胸ぐらをつかむシーンばかりでしたね。会うたびに彼女の首に手をかけてました(笑)。そんなキャラじゃないのに(笑)。シリアスなシーンですが、撮影中はまた次のシーンも胸ぐらをつかむのかと思うとおかしくて」
――そのシーンではNGは多かったですか?
「NGを出さないよう努力しました。つかむ側もつかまれる側も大変ですからね。つかむフリでもいいですが本気でやらないとふざけてるように見えるので、早く終わるよう集中して演じましたね」
――共感性が欠如した役ですが、恋愛のシーンは難しかったですか?
「その点は『シザーハンズ』に似てますね。ファンタジーだと思います。感情を感じられない人間と感情を持った普通の人間の交流ですからね。例えば感情を表現するのに脈を測りながら、『通常脈拍は1分に何回だが今の僕はもっと多い』、『だから君を好きみたいだ』とかヨンオはそんなふうに普通とは違った言い方で表現するんです。感情ではなく数値的な言葉で相手に物事を伝えます。ヨンオのそんな表現を、相手も受け止めるうちにコミュニケーションが成り立つ、そういう恋愛ですね」