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【REVIEW】韓国人気個性派俳優イ・グァンス×人気若手女優パク・ボヨン出演の映画『フィッシュマンの涙』(12・17公開)!イ・グァンスが特殊メイクで魚人間のカナシミを熱演!


8月に主演映画『京城学校:消えた少女たち』が日本公開されたパク・ボヨンが魚人間の恋人役を演じているのだが、「ああ、私の幽霊さま」や『私のオオカミ少年』で見せたおじおじとした内向的な女性とは正反対の、SNSが炎上しようとも決して負けない、勝ち気な女性を透明感のある演技で演じている。テレビ記者役には、FTISLANDのイ・ホンギらが出演した『犬どろぼう完全計画』で大金持ちの夫人の遺産相続人を演じたイ・チョニが好演。

そしてなんと言っても、イ・グァンスだ。CGに頼らず、毎回4~6時間を費やすスペシャルメイクと8㎏を越える魚顔マスクを着用し、あまりセリフがない中、肩を落としたり体の動作の演技だけで喜怒哀楽を表現した演技力に脱帽だ。ラスト、魚人間はある選択をするのだが、人間の尊厳を掛けた選択をするデヴィッド・リンチの『エレファント・マン』を思い起こさせた。

監督はカンヌ映画祭短編部門パルムドール受賞作『セーフ(原題:Safe)』で脚本を担当した俊英クォン・オグァンで、本作が長編映画デビューとなった。

©2015 CJ E&M, WOO SANG FILM
公式HP:fishman-movie.jp

text by Shigeki Nakamura

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