【REVIEW】韓国実力派俳優ソ・ヒョヌ主演！韓国ホラー映画『トンソン荘事件の記録』10/27(金)公開！失われた猟奇殺人事件の証拠ビデオを追うフェイクドキュメンタリー！
『哭声／コクソン』（☜詳しくはクリック、またはタップ）のナ・ホンジン監督がタイを代表するヒットメーカーのバンジョン・ピサンタナクーンとタッグを組んだタイ・韓国映画『女神の継承』（☜詳しくはクリック、またはタップ）がフェイクドキュメンタリー形式で土着宗教を描き、リアルな恐怖を演出したが、本作『トンソン荘事件の記録』では猟奇殺人事件の真相を、失われた証拠ビデオなどで追い、荒れた古いビデオ映像や証拠写真、廃墟の映像など不気味でおぞましい映像が映し出され、さらには入れ子構造を加え、新たな恐怖を生み出している。
映像が断片的に編集され、事件関係者の人間関係や事件のあらましがあまり説明されていないので、事件の全体像などがわかりづらいのだが、そこがワケのわからないモヤモヤとした雰囲気を生み、恐怖を倍増させている。ホラー映画は理路整然としていると恐怖が半減するものなので、本作のユン・ジュンヒョン監督はあえて、その効果を狙ったのかもしれない。もちろん、事件の整合性は取れているので、初見では、えっ、何々？ 何が起こってるの？と恐怖を存分に楽しみ、２度目以降の鑑賞で事件のあらましなど考察する見方がオススメ。
©2020 KT ALPHA Co., Ltd., BALPO PLAN INC. & BROTHER PICTURES INC. ALL RIGHTS RESERVED
オフィシャルサイト：https://tonsonsou.com/
文・中村樹基（脚本家「世にも奇妙な物語」など）
| 📢スマホ版 韓スタ！では、この下に関連記事など気になるコンテンツがいっぱい。Top Pageには韓スタ！最新記事を掲載！チェックしよう |
