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【インタビュー】韓国人気俳優キム・ガンウ!韓国映画『背徳の王宮』(3/19公開)で希代の暴君、燕山君を大熱演!「100%感じながら演技しました」


サブ2

――そうやってご自身でも調べられて、燕山君というキャラクターをどう思いますか?

「一次元的な暴君に見えるようだったら、今回の演技は失敗したと言えます。観客が燕山君に対して憐憫の情を抱いてくれれば成功だと思うんですが、それは僕には分かりません。普通はありえないですが、もしもう一度燕山君を演じるチャンスを頂けたら、もっと上手にできるかもしれないと思うこともあります。僕は普段から、一瞬一瞬最善を尽くし、もう一度やれと言われてもこれ以上できないほど演じるようにしているんですが、燕山君というキャラクターは、掘っても掘ってもずっと何かがあふれ出てくるように感じます」

――そんな燕山君をどう演じられたんですか?

「今も僕の書斎には、この映画の準備をしている中でプリントアウトした様々な画像が壁に貼られたままです。大きな紙に書いた関係図のようなものもあります。まるで占い師の家のようです。子供たちがびっくりするので入ってこないようにさせています。今でもそれらを剥がすことができないんです。僕もなぜ剥がせないのか理由が分かりません。燕山君のキャラクターから抜け出し、違う演技をしないといけないんですが、セリフを言うこと自体が非常に難しく感じます。おそらく実在の人物だからそう感じるのかも知れません」

――やはり、撮影もとても大変だったんだろうと思われますが?

「肉体的につらい撮影は今まで何度も経験がありました。今回は感情を維持するのが大変でした。100%感じながら演技しました。僕がそのように演じないと、嘘っぽい感じが出てしまうキャラクターだったからです。自分自身にも暗示をかけました。極限の感情とトーンが維持されつつ、アドレナリンが過度に分泌されていたせいか、撮影中は深い眠りにつけませんでした」

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