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【BOOK REVIEW】韓国の新鋭作家 キム・イファン著、奇想短篇集文庫「おふとんの外は危険」(竹書房) 2025年12/12発売―韓国ウェブドラマ感覚でバッグにしのばせたい

短編をインターネット上で発表し、ファンタジー・SF・童話・ミステリーなどジャンルを横断して作品を生み出している韓国の新鋭作家 キム・イファンが著した、奇想短篇集文庫「おふとんの外は危険」(竹書房)が2025年12月12日に発売された。
今回、「世にも奇妙な物語」などを手がける脚本家・中村樹基がREVIEWする。

本作は表題作「おふとんの外は危険」をはじめ、12の奇想短篇を収録。「おふとんの外は危険」は、ある日、おふとんが「おふとんの外は危険だから出ないで」とスミンに話しかけることから始まり、周囲の物の声が次々と聞こえるようになる物語。題名を聞いたときは児童文学やユーモア小説を想像したが、実際には星新一のショートショートを思わせる味わい深い作品群だった。

私も「世にも奇妙な物語」の一編としてアイデアを練ったことがあるが、ビッグバンによって誕生した宇宙が膨張しきった先で今度は収縮を始める世界の時間をテーマにした話や、最新アンドロイドを試用する話、巨匠デヴィッド・クローネンバーグの息子、ブランドン・クローネンバーグの映画に出てきそうな近未来のボディメークを描いた話など、発想豊かな作品が収録されている。

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