【インタビュー】韓国演技派女優チョン・ドヨン！コン・ユと共演の韓国映画『男と女』で許されない恋に落ちる、妻であり母を熱演―「誰もが胸に熱い炎を抱えて生きています」

――劇中、コン･ユさんとは男女の関係になりますよね。俳優仲間として面識があると、むしろ大変だったのではないですか？

「撮影をしていると、自分が先輩であることもあり、後輩であることもありますが、そのような関係は大して問題にはなりません。どのように呼吸を合わせられるかが大切なんです。とはいえ、コン･ユさんは少しプレッシャーを感じたかもしれません。私も、最初は不安に思うこともありましたが、それは後輩だからではなく、コン･ユさんをよく知っていたからなんです。でも、徐々に心が開いてくると、とてもリラックスできました」

――フィンランドでの美しい雪のシーンも本作の大きな見どころだと思いますが、海外ロケで感じたことはありますか？

「海外のシーンは物語の序盤に登場しますが、期待していたほどのよい環境とはいえませんでした。実は雪もそこまで多くなく、とても戸惑いました。撮影環境のせいで演技に悪い影響が出なければいいと思っていましたが、やはり悔やまれる点が多いです。それでも私なりに、サンミンの感情を取りこぼすことのないよう、集中して演じられたと思います」

――今、フィンランドで撮影前に「期待していた」と言われましたが、何を期待されていたんですか？

「本当に恋に落ちてしまいそうなほどに幻想的な国だろうと思っていました。雪の中に埋もれ、別世界にいるような感覚になれるのではと期待していましたね」

――これまでの撮影を振り返ってみて、印象に残っている瞬間はありますか？

「フィンランドで、コン･ユさんがご飯を作ってくれたことですね。撮影をしている時は演技のために苦しい思いもしましたが、コン･ユさんはとても優しい人なんだと、フィンランドに行って知ることができました。よく気遣ってくれるし、料理も上手ですしね。そのおかげで、撮影がハードでも疲れることなく、最後まで撮りきれたと思います」

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