【インタビュー】韓国・国民の夫!人気実力派俳優ユ・ジュンサン!ドラマ「風の便りに聞きましたけど!?」(DVD発売中)で超セレブの父親を熱演!「簡単な役ではないので悩みながら演じました」
|演じるのに悩みました
「実際のところ、簡単ではないキャラクターで、この人物をうまく表現するためにはどうしたらいいだろうかと悩みました。一目見て悪人とわかるような感じで演じてはダメで、エリートでとても紳士に見えるけど、裏ではとんでもないことをしているということや、なぜ彼が悪人かということを少しずつ表現していかなければいけませんでした。色々なバックグラウンドを持つ人物なのでちょっと大変でしたね」
――キャラクターを演じるのが大変なようでしたが、キャラクターの心理や行動についてどう感じられてたんですか?
「回を重ねるうちにだんだん理解するのが難しくなっていって、20話ぐらいには、本当に混乱してきてしまったんですよ。本来の私が持っている心情や性格が演じている人物とあまりにも違いすぎていて、とてもつらくなったんです。撮影が終わった明け方、独りで悩みに悩んで監督に、非常に演じるのがつらいと相談しました。監督はとにかく最後までやってみろと言うので、勇気を出して最後までなんとかやり抜きました。最後の撮影を終えて、撮影現場を出る時には涙があふれて仕方ありませんでした」
――その涙の意味は、やり遂げられたということでしょうか?
「いいえ。そうではなくて、この人物の最後のシーンは家に入っていくものでした。放映はされなかったんですが、家の中に入ってあちこちの部屋を歩き回って出たり入ったりするんですね。演じながら『なぜこの人はこのようにしか生きられなかったのだろうか』と思ったんですね。なんだかとても残念な人に思えたんです。悔恨の涙とでも言ったらいいでしょうか? そんな涙です。それからこの撮影がこれで最後というのと、短い期間だったけれども本当に一生懸命にやったという思いもありました」
――妻のチェ・ヨニを演じたユ・ホジョンさんとの息は合いましたか?
「とても良かったですよ。そうでなかったら〝ユユカップル(2人の頭文字を取った呼び名)〟としてCMにまで一緒に出演しませんよね。本当に息はぴったりでした」