【インタビュー】韓国トップスター、イ・ビョンホン！主演韓国映画『MASTER/マスター』で希代の詐欺師を熱演！「久々に悪役を演じたのでこれまでと違った姿をお見せできると思います！」

「あれほど完璧だった英語が東南アジアなまりに変わってたんです。『なぜか？』と聞いたところ、『ああいうふうに現地の人と喋ってこそ、相手も自分も気楽だし全ての仕事がスムーズにいくんだ』と言うんです。とても昔の出来事でしたが今回チン会長を演じるにあたって『きっとチン会長のように頭の回転が速く、相手を説得させなければならない詐欺師であれば、相手のためにそれくらいの努力はするだろう』と思ったんです。監督が現地(フィリピン)のロケハンや現地の役者のキャスティングをしなければならないタイミングがあったので、そのついでに役者さんに僕の台詞を読んでもらって録音して欲しいとお願いしました。その後録音ファイルが送られて、それを繰り返し聞いているうちに東南アジアの英語にルールがあることが分かりました。そのルールが分かったのでどんな英語でもこういうパターンでやるのだなというのが見えてきましたね」

――本作の中で、ここは注目してほしいというシーンはありますか？

「映画の冒頭、スタジアムの大観衆の前でチン会長が演説するシーンです。彼は会員たちを鼓舞するスピーチをし、自身のビジョンを一生懸命に伝えようとするあまり、涙まで流すんです。ここは極めて重要シーンであり、撮影スケジュールの初期段階で撮ることになったので、プレッシャーを感じ、どのように仕上がるのか分かりませんでした。その反面、後半の展開がどうなっていくのかと考えると、とても楽しみでした」

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