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【REVIEW】韓国人気実力派俳優カム・ウソン主演映画「アウトロー ―哀しき復讐―」!元刑事のあまりに哀しい復讐劇!


「アウトロー-哀しき復讐-」

映画『王の男』などで人気で〝既婚者だが誘惑したい芸能人ナンバーワン〟の韓国イケメン実力派俳優カム・ウソン主演の『アウトロー ―哀しき復讐―』(キム・チョルハン&シン・ジェヒョク監督/エプコット配給)が1月12日からシネマート六本木にて公開となる。

映画「アウトロー ―哀しき復讐―」は元刑事のあまりに哀しい復讐劇で、ウソンは正義感が人一倍強い刑事のオ・ジョンスを演じた。彼は被害者の身になって考えるあまり、取り調べにおいて容疑者への暴力もじさない問題刑事でもある。

7年前、ジョンスは無差別殺人集団の被害者ジヒョン(イ・スンミン)と捜査を通じて知り合う。彼女は女友達らと拉致され、山奥の廃墟に監禁される。そしてレイプされ友人が殺されるが、隙を突いて逃げ出したのだ。ジョンスは犯人を逮捕。事件に怯えるジヒョンを慰めるうち、2人は恋に落ちて結婚、ジヒョンは妊娠する。ところがジヒョンは事件のトラウマが蘇ってしまい、身重な体で家を飛び出し、失踪してしまう。

そして現在、ついにジョンスは家族との再会の機会を得る。ところが、失踪していた妻のジヒョンが愛娘と食事をしていたレストランに二人組の外国人にやってきて、無残にもジヒョンたちは外国人に殺されてしまう。犯人たちは逮捕されるが証拠不十分のため警察も法の下、裁くことができなかった…。

劇中のウソンの制服姿がりりしく、かっこいい。また時折見せるさみしげな表情、悲嘆に暮れる演技に女心が揺さぶられるはず。

メガホンを執るのは本作がデビュー作となったキム・チョルハン&シン・ジェヒョク監督。壮絶なストーリー展開に過激な暴力描写があるも、はみ出し刑事の復讐劇にカタルシスを感じる。

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文・中村樹基(脚本家「世にも奇妙な物語」など)

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