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【インタビュー】韓国実力派俳優イ・ソンミン!主演ドラマ「記憶~愛する人へ~」(DVD発売中)でアルツハイマー病を宣告される敏腕弁護士を熱演!「絶対になくしたくない記憶は家族です!」


――では、記憶に残っているシーンは?

「妻のヨンジュが寿司を持ってきて、公園のベンチに座って話すシーンです。あとは、私は出ていないシーンですが、ヨンジュがテソクのアルツハイマー病を知り、階段に座り込んで泣く姿は、いつ見ても涙が出てしまいます」

――本当に名場面が多いドラマです。最も反響があったのはどのシーンですか?

「毎週、必ず感動的なエピソードがあって、放送後は何かしらの反響がありましたね。父親に手を引かれるシーンも周囲に好評でした。道に迷ってしまい、家族が待つレストランに行けなくなる場面で、やっとたどりついたテソクが乱れた髪を整えて店に入る演技は、たくさんの役者仲間からよかったと言われました」

――パク・テソクという人物はアルツハイマー病にかかり、人生の転換期を迎えます。イ・ソンミンさんにとっての転換期は?

「地方で劇団員として活動していたんですが、ソウルで挑戦しようと決心し、実際に30代で上京した時が私にとっては最も大きなターニングポイントでした」

――本作は〝俳優イ・ソンミン〟にとってどのような作品として記憶に残っていますか?

「どの作品でもそうですが、私にとって、どういう作品だったかということより、一緒に仕事をした共演者やスタッフとの思い出のほうが大事です。『記憶』を通じて、また新しい仲間と知り合うことができ、彼らと1つの作品を作り上げるために数か月間、ともに最善を尽くして汗を流しました。それだけで本作に出演した意味が十分あったと思います。俳優としての成長…。それはまだよく分かりませんが、いつか感じられるようになりたいですね」

――イ・ソンミンさんが絶対になくしたくない〝記憶〟は何でしょうか?

「家族です」

――最後に日本のファンの皆さんにメッセージを!

「私たちはどういうことを記憶し、どういうことを忘れて生きているのか。一度、立ち止まって後ろを振り返ることができるきっかけになるドラマになれば幸いです」

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