韓スタ!9周年!韓スタ!9周年お祝い動画公開&プレゼント企画実施中!

【REVIEW】韓国人気イケメン俳優キム・ナムギル主演映画「パイレーツ」(5/22公開)!絶妙なさじ加減のコメディー演技がグッド!


ドラマ「善徳女王」などで人気の韓国イケメン俳優キム・ナムギル(☜インタビューはクリック)主演映画「パイレーツ」(イ・ソクフン監督/ツイン配給)。最新のVFX満載の超大作海洋アクション・アドベンチャー映画で、韓国で観客動員数864万人の大ヒットとなった。日本ではいよいよ22日からTOHOシネマズ新宿ほか全国順次ロードショーとなる。

朝鮮建国の時代、明から賜った建国の証である国璽(黄金の国印)を朝鮮へと運ぶ派遣船が巨大な鯨に襲われ、国璽を飲み込まれてしまう。そのことを知った、〝イカれ虎〟の異名を持つ山賊の頭チャン・サジョン(キム・ナムギル)が一山当てようと配下を連れて鯨を捕るべく大海原に漕ぎだそうとする。船酔い体質のため海賊から山賊に鞍替えした、下っ端山賊のチョルボン(ユ・ヘジン)から鯨のレクチャーを受けるが、海のことを何一つ知らない山賊たちはちんぷんかんぷん。一方、海のことなら何でも知っている海賊船の女船長ヨウォル(ソン・イェジン)は、水軍の長から家族と仲間を人質に取られ、鯨狩りに駆り出されることになる。

本作でキム・ナムギルがコメディー演技を初披露したが、韓国コメディー映画にありがちなオーバーアクションではなく、実に抑制の効いた演技で、ちょっとドジな山賊頭サジョンを飄々と演じ上げ、笑いを誘う。

ヒロインの海賊の女船長を演じるのは、映画「私の頭の中の消しゴム」などで人気の美人女優ソン・イェジン。ナムギルとはドラマ「サメ~愛の黙示録~」以来2度目の共演となるが、ナムギルがコメディー寄りの演技であるのに対して、イェジンはシリアス寄りの演技。この違いが素敵な化学反応を起こしている。アクションにも初挑戦し、常にはっと息を呑むほど美しく、りりしい女海賊を熱演。韓国のアカデミー賞である大鐘賞の主演女優賞に輝いた。

元海賊の下っ端山賊役のユ・ヘジンの演技は大爆笑もので、ヘジンは大鐘賞の助演男優賞を受賞。韓国ガールズグループ、f(x)のソルリに、「星から来たあなた」で人気のイケメン俳優イ・イギョンがみずみずしい演技を披露しているのもチェックだ。そしてイ・ソクフン監督が描き出した巨大鯨はまさにゴジラ級の大怪獣に見え、映画館の大きなスクリーンで愉しみたい。

写真©2014 LOTTE ENTERTAINMENT All Rights Reserved.
文・中村樹基(脚本家「世にも奇妙な物語」など)

Top Page

Copy Protected by Chetan's WP-Copyprotect.